2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
FC2 Blog Ranking にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

足でふみゅふみゅ♡ 4

続きを更新しました

エロシーンはもうちょっと待ってください。

足でふみゅふみゅ♡ 5 に続きます
   ↑から、次のシーンにショートカットできます。


FC2 Blog Ranking にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
にほんブログ村

 俊介とは別れた。向こうは最後まで面倒を見るつもりらしかったけど、丁重に断わっておいた。そのほうが、気分的に楽だった。嫌いとかじゃなくて、一人でいたい時もあるのだ。

さいわい水道付近に、人は見あたらなかった。朝練をする部活のかたわらで、ひっそりと置き去りにされている。

蛇口をひねると、水が噴き出す。水流には葉月の顔が映っていた。自分で言うのもあれだけど、楽しそうに笑っている。締まりのない表情だった。

水の飛沫がきらきらと踊っている。

――なんともまぁ……ふぬけてるよね。

なにも見なかったふりをして、ハンカチにちょびっと水をつける。

スカートや肌にかるく押し当て、泥をぬぐっていく。ぬれた地面のわりには、そこまで酷くならずにすんだようだ。けっこう楽におわった。

――ハンカチ、ちゃんと洗わないとね。

 泥のついた布切れは、つかい心地がわるいだろう。汚れを落とすのが礼儀というものだ。

――ノリでヘンな事態を招いちゃったけど……大丈夫かしら。

 俊介とは高校一年生からの知り合いで、出会ってからしばらくは読めない人だなと疑ってしまった。顔に出る表情と実際の感情が、一致しないのだ。つらいのを押し殺して、無理やり笑っているような感じ。

そこが胡散臭かったんだけど、そのうち考えを改めるようにした。いっしょに過ごしていると、根っこの部分では自分と同じなんだと気付かされたのだ。

 ハンカチをバッグのポケットにしまい、突き動かされるままに歩きはじめた。

 考え方が変わっただけで、日常が変化したわけではない。

今日も明日も、これからもきっといつも通りに流れていくだろう。イベントがあるとすれば、卒業だ。進む道がばらばらになり、あんまり会わなくなる。そんなのは通過儀礼で、自分は別れを悲しまないだろう。

 グラウンドからは野球部のかけ声が上がっている。

 すこし人気のない場所をぶらぶらとした後、葉月は教室に向かった。


足でふみゅふみゅ♡ 5 に続きます
   ↑から、次のシーンにショートカットできます。

コメントの投稿

非公開コメント

sidetitleプロフィールsidetitle

長谷川名雪

Author:長谷川名雪
初めまして、長谷川名雪と申します。
シナリオライター・小説家などを目指して修行中です。
このサイトでは主にエッチぃな作品を載せていきます。
よろしくお願いします。

sidetitleフリーエリアsidetitle
どんなHシーンを読みたいか投票ください
sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
妹 (7)
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle中野梓sidetitle
sidetitle今日は何の日?教えて慧音先生sidetitle

まよねーず工場
sidetitle摂氏/華氏 温度変換器sidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR